最新情報
[2015.3.13]
ndjc完成作品、BSスカパー!で【ndjc若手映画作家育成プロジェクト作品特集】がスタート
BSスカパー!にて、3月から9月(7カ月連続)で【ndjc若手映画作家育成プロジェクト作品特集】が放送されます。2015年3月から9月まで計39作品が順次放送。ぜひこの機会にご覧ください!
ndjc監督39作品の一覧はこちら
『嘘々実実』
BSスカパー!「ndjc若手映画作家育成プロジェクト作品特集」
http://www.bs-sptv.com/program/913/
[2015.2.5]
ショートムービー企画「I WANT ALFA ROMEO, I LOVE CINEMA」に監督8名が参加!
アルファ ロメオとCS映画専門チャンネル「ムービープラス」がコラボレーションしたオリジナルショートムービー企画“I WANT ALFA ROMEO、I LOVE CINEMA”でndjc参加作家8名が短編映画を監督します。2月26日には「CINEMAアワード」なる授賞式が行われます。また、完成作品は1月30日より毎週2作品毎に特設ページにアップされる予定です。この機会にぜひご覧ください。
■ショートムービー参加監督(五十音順)
・ndjc2009 浅野 晋康
・ndjc2012 菊池 清嗣
・ndjc2013 北川 帯寛
・ndjc2013 小林 達夫
・ndjc2006 真田 幹也
・ndjc2013 髙谷 昂佑
・ndjc2011 藤澤 浩和
・ndjc2013 文 晟豪
その他詳細はこちらをご覧ください。
アルファ ロメオ特設ページ:
http://www.alfaromeo-jp.com/iwantcinema/
ムービープラスホームページ:http://www.movieplus.jp/
[2014.3.13]
監督作品『人生サイコウ!』、「第六回沖縄国際映画祭」での上映決定
監督作品『人生サイコウ!』が、3月20日(木)〜3月24日(月)に開催される「第六回沖縄国際映画祭」で上映されることが決定しました。上映当日は監督がゲストとして登壇します。この機会にぜひご覧ください。
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日 時: |
3月23日(日)15:00〜(舞台挨拶あり) |
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場 所: |
桜坂劇場ホールC(沖縄県那覇市) |
A |
日 時: |
3月24日(月)12:50〜(舞台挨拶あり) |
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場 所: |
沖縄コンベンションセンター シアター3(沖縄県宜野湾市) |
入場料その他詳細はこちらをご覧ください。
http://oimf.jp/
[2013.12.3]
監督作品『砂をつかんで立ち上がれ』、シネ・ヌーヴォでの上映決定
監督作品『砂をつかんで立ち上がれ』が、12月7日(土)より2週間、大阪のシネ・ヌーヴォで上映されることが決定しました。
初日7日(土)13:20の回上映後と15:55の回上映前には監督の舞台挨拶も予定されています。
日 時: |
12月7日(土)〜20日(金)
7日(土)〜13日(金)13:20〜/15:55〜
14日(土)〜20日(金)15:00〜/17:35〜 |
場 所: |
シネ・ヌーヴォ(大阪市西区) |
入場料その他詳細はこちらをご覧ください。
http://www.cinenouveau.com/
『砂をつかんで立ち上がれ』公式サイト
http://eiga24ku.jp/projects/sunawotsukande.html
[2013.11.5]
監督作品『砂をつかんで立ち上がれ』、渋谷・アップリンクでの上映決定
監督作品『砂をつかんで立ち上がれ』が、11月23日(土)より1週間、渋谷のアップリンクで上映されることが決定しました。
日 時: |
11月23日(土)〜29日(金)
連日20:50〜21:52 |
場 所: |
アップリンク(渋谷区) |
入場料その他詳細はこちらをご覧ください。
http://www.uplink.co.jp/
『砂をつかんで立ち上がれ』公式サイト http://eiga24ku.jp/projects/sunawotsukande.html
[2013.10.21]
北大映画館プロジェクト 「CLARK THEATER 2013」にてndjc完成6作品の上映が決定
10月31日(木)〜11月4日(月・祝)に開催される「CLARK THEATER 2013」で、監督作品『嘘々実実』をはじめ、ndjc完成作品のうち6作品が上映されることが決定しました。
入場料その他詳細はこちらをご覧ください。
http://www.clarktheater.jp/ct2013/index.html
[2013.9.24]
監督作品『砂をつかんで立ち上がれ』、元・立誠小学校特設シアターでの上映決定
監督作品『砂をつかんで立ち上がれ』が、10月7日(月)より京都の元・立誠小学校特設シアターで上映されることが決定しました。
日 時: |
10月7日(月)〜18日(金) 連日17:00〜
※10月12日(土)のみ14:00〜
※10月13日(日)、14日(月・祝)は休映 |
場 所: |
元・立誠小学校 特設シアター(京都市中京区) |
入場料その他詳細はこちらをご覧ください。
http://risseicinema.com/
[2013.7.24]
監督作品『砂をつかんで立ち上がれ』、K’s cinemaでの公開決定
監督が講師を務める映画24区ワークショップから生まれた新作『砂をつかんで立ち上がれ』が、8月3日(土)よりK’s cinemaで公開されることが決定しました。
日時:8月3日(土)〜16日(金) 連日10:30〜
場所:K’s cinema
入場料その他詳細はこちらをご覧ください。
http://www.ks-cinema.com/index.html
○『砂をつかんで立ち上がれ』作品概要
映画『砂をつかんで立ち上がれ』を見て役者を志した男、多田博。
監督をしたものの、次が続かなかった男、佐久嶋義和。
多田はあまりの演技の下手さにオーディションにはことごとく落ち、出演作はエキストラばかり。
とうとう所属している劇団もクビになり、途方に暮れていた。
一方、ついに次作を作るべく動き出した佐久嶋はプロデューサーに企画を持ち込むが
「まず別の企画を監督してくれれば次回作で撮らせる」といいようにあしらわれてしまう。
渋々引き受ける佐久嶋だが、その映画はB級アイドルを売り出すための映画で、スタッフも学生やワークショップの素人ばかり。
追いつめられた佐久嶋は一番ダメな役者、多田をメインに抜擢し、
「企画を潰す」為に無理難題をふっかけるが、憧れの監督を前に多田が予想以上に頑張ってしまい・・・
はたして、このめちゃくちゃな映画制作の行き着く先は?
多田は最後のチャンスをつかむことができるのか?
(C) 2013 映画24区 All Rights Reserved.
監督:藤澤浩和 脚本:作田勇人、藤澤浩和
出演:依田哲哉、仁科貴、秋月三佳 ほか
撮影:谷口和寛、北川善雄
昭明:柴田 亮、丹羽ななえ
録音:松本昇和、照井康政
編集:森脇由二
助監督:松尾大輔
企画・製作:株式会社映画24区
製作協力:株式会社テトラカンパニー
[2012年/日本/52分]
『砂をつかんで立ち上がれ』公式サイト
http://eiga24ku.jp/projects/sunawotsukande.html
[2013.6.26]
監督作品『嘘々実実』、「映画24区LIVE!vol.4」での上映決定
人材育成ワークショップ「映画24区」が開催するトークイベント「映画24区LIVE!vol.4」で、藤澤監督作品『嘘々実実』が上映されることが決定しました。
映画24区俳優ワークショップで講師を務める藤澤監督の新作『砂をつかんで立ち上がれ』が8月に劇場公開されることを記念して、「『嘘々実実』特別上映&だからお前はダメなんだ!!!現場からの本音(ガチ)トーク」と題したトークイベントが行われます。当日はトークゲストとして監督も登壇します。
日時:6月26日(水)19:30〜21:00
場所:映画24区 スタジオ
入場料その他詳細はこちらをご覧ください。
http://eiga24ku-workshop.jp/news/2013/06/24livevol4.html
[2013.6.25]
「朝までndjc 〜若手映画作家育成プロジェクト2009-2011一挙上映ナイトinテアトル新宿」開催報告
6月22日(土)に、テアトル新宿にて、ndjc完成15作品を一挙上映するオールナイトイベント「朝までndjc 〜若手映画作家育成プロジェクト2009-2011一挙上映ナイトinテアトル新宿」が開催されました。
上映前には桝井プロデューサーと監督のトークショーが行われました。
今回は、各年度ごとにトークを繰り広げる形式。
2009年度は、綾野剛さん(『アンダーウェア・アフェア』)をはじめとするキャストにまつわる話を中心に、自主映画出身の4人がプロのスタッフ・キャストと制作して思うことを話しました。「ベテランのスタッフと作品が作れるndjcという場がありがたかった」、「出演してくださった方が活躍している姿を見ると嬉しい」としみじみ語り合う監督たち。
2010年度も、能年玲奈さん(『動物の狩り方』)をはじめとするキャストにまつわる話をきっかけに、それぞれの監督のキャスティングに対する考え方を披露するとともに、今回の15作品一挙上映の見どころを解説。「フィルムであること」「個性がバラバラであること」といったポイントが挙がりました。桝井プロデューサーからは当時脚本指導で苦労した煖エ監督に「一生忘れない監督です」との温かいコメントも。
2011年度は、自己紹介と合わせて、作品上映が明け方になることを踏まえ、各監督による自分の作品の“長時間興味が持続する見どころ”が披露されました。近況として互いの現場に応援に行っているという話も出て、ndjcをきっかけにした意外な横のつながりも垣間見ることができました。
トークを終えて桝井プロデューサーからは「映画監督はすぐになれるものではないが、ndjcというチャンスをものにした監督たちには、さらにそのチャンスを活かしてもらいたい。自分も監督たちと一緒に仕事をしたいと思うし、皆さんに彼らを使っていただきたい。そして今日作品をご覧いただいて気にいった作品があったら広めてもらえればありがたい。」とのエールが送られました。
最後に、富山スーパーバイザーからは、フィルムで製作を行うndjcの意義、そして応募を考えている方へのメッセージがありました。
「フィルムはスタッフを育てる最高の教師。だからndjc参加監督たちは、“最後になるかもしれないフィルムの学校の生徒たち”だと言える。フィルムは手で触り、目で見ることができるもの。1回限りで2度と取り返しがきかないもの。本番に対する集中度、緊張度が増し、さらにラッシュで確認するまで実際に映っているものはわからない。その緊張感がスタッフを育てる。フィルムの現場がなくなっていく中で、ndjcは“最後の砦”と言える。今日フィルムで作品をご覧いただき、ぜひフィルムの優位性を感じてもらいたい。
今年度の参加作家募集は来週の金曜(6月28日)が〆切。自分は城戸賞の選考委員も務めているが、応募する人は自分の手元から離れるギリギリまで推敲に推敲を重ねてほしい。ndjc参加監督と城戸賞の最終選考に残った作家とは顔合わせの機会を設けており、それにプロデューサーが加わることで“ジャンピングボード”であり“セイフティネット”の場になってほしいと考えている。自分も桝井さんも、“新しい映画の才能に出会う”、“新しい映画の才能を応援する”ことを頑張っていきたいと思っているので、皆さんもどうぞよろしくお願いします。」
その後、ndjc2009からndjc2011の完成15作品が上映されました。
朝6時を超える上映となりましたが、たくさんの方々にご来場いただくことができました 。
[2013.6.17]
「朝までndjc 〜若手映画作家育成プロジェクト2009-2011一挙上映ナイトinテアトル新宿」の開催が決定
テアトル新宿にてndjc完成15作品を一挙上映するオールナイトイベント「朝までndjc 〜若手映画作家育成プロジェクト2009-2011一挙上映ナイトinテアトル新宿」の開催が決定しました。
このイベントでは、ndjc2009、ndjc2010、ndjc2011に完成した全15作品を全て上映します。
上映前には監督のトークもあり。応募から製作実地研修までの体験談やエピソードを初披露します。
[2013.6.17]上映順、トークショーゲストを掲載しました。
当日の上映順
第一部【ndjc2009】
遠山監督『そぼろごはん』、岨手監督『アンダーウェア・アフェア』、清水監督『ホールイン・ワンダーランド』、金井監督『ペダルの行方』、浅野監督『きみは僕の未来』
第二部【ndjc2010】
森監督『動物の狩り方』、三宅監督『RAFT』、松永監督『おとこのこ』、藤村監督『逆転のシンデレラ』、煖エ監督『曇天クラッシュ』、
第三部【ndjc2011】
やました監督『UTAGE』、藤澤監督『嘘々実実』、中江監督『パーマネント ランド』、 谷本監督『あかり』、七字監督『ここにいる・・・』
トークショーゲスト
遠山浩司監督、岨手由貴子監督、清水艶監督、浅野晋康監督、森英人監督、三宅伸行監督、
松永大司監督、煖エ康進監督、やましたつぼみ監督、藤澤浩和監督、中江和仁監督、谷本佳織監督
桝井省志プロデューサー
富山省吾ndjcスーパーバイザー
※登壇ゲストの都合により、急遽変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
その他詳細はこちらをご覧ください。
http://www.ttcg.jp/theatre_shinjuku/
[2013.5.21]
第6回栃木・蔵の街かど映画祭でのndjcセレクション上映報告
5月18日(土)〜19日(日)に開催された「第6回栃木・蔵の街かど映画祭」で、ndjc2009〜ndjc2012完成作品のうち12作品が上映されました。当日は、藤澤監督も参加し、上映後にトークショーを行いました。
ndjc2011より、谷本監督、藤澤監督、やました監督
[2013.5.7]
第6回栃木・蔵の街かど映画祭にてndjcセレクション上映が決定
5月18日(土)〜19日(日)に開催される「第6回栃木・蔵の街かど映画祭」で、監督作品『嘘々実実』をはじめ、ndjc2009〜ndjc2012完成作品のうち12作品が上映されることが決定しました。
[2013.1.8]
監督作品『嘘々実実』、MOVIE LOVERS2013 冬での上映決定
監督作品『嘘々実実』が、谷本監督作品『あかり』、七字監督作品『ここにいる・・・』とともに、MOVIE LOVERS2013 冬- WORKSHOP & SCREENING PARTY-で上映されることが決定しました。
今回のMOVIE LOVERSは、1月21日(月)がUSTREAM放送、22日(火)〜23日(水)が篠原哲雄監督による映画俳優ワークショップ、そして24日(木)〜27日(日)が映画上映という3部構成になっています。
映画上映では、ndjc参加監督の新作3本―藤村監督作品『バルーンリレー』、金井監督作品『転校生』、三宅監督作品『もはやないもの』も上映されます。
上映日時: |
1月26日(土)12:00〜
三宅監督作品『もはやないもの』
(他2作品と同時上映)
1月26日(土)16:00〜
藤村監督作品『バルーンリレー』
金井監督作品『転校生』
七字監督作品『ここにいる・・・』
藤澤監督作品『嘘々実実』
1月27日(日)12:00〜
谷本監督作品『あかり』(他2作品と同時上映)
|
場 所: |
淀川文化創造館 シアターセブン |
入場料その他詳細はこちらをご覧ください。
http://www.artcomplex.net/ml/
[2012.11.28]
監督作品『嘘々実実』、韓国・釜山開催「映画とアニメーションの万華鏡」での上映日時
○<ndjcビヨンド>
日時:12月2日(日)19:30〜
場所:映画の殿堂「小劇場」
※谷本監督と藤澤監督の舞台挨拶、質疑応答があります。
日時:12月3日(月)14:00〜
場所:映画の殿堂「小劇場」
※谷本監督、藤澤監督、藤村監督の舞台挨拶があります
[2012.11.15]
監督作品『嘘々実実』、第18回函館港イルミナシオン映画祭での上映決定
北海道函館市で開催される第18回函館港イルミナシオン映画祭(11月30日(金)〜12月2日(日)開催)で、ndjc2011完成5作品が上映されることが決定しました。
上映日時: |
12月2日(日)11:00〜 |
会 場: |
函館市地域交流街づくりセンター内
十字街シアター |
※入場無料 |
その他詳細はこちらをご覧ください。
http://www.hakodate-illumina.com/index.shtml
[2012.11.15]
監督作品『嘘々実実』、韓国・釜山開催「映画とアニメーションの万華鏡」での上映決定
一般社団法人ジャパン・イメージ・カウンシル(JAPIC)が文化庁の委託を受け韓国・釜山で開催する「映画とアニメーションの万華鏡」における<ndjcビヨンド>プログラムで、監督作品『嘘々実実』と谷本監督作品『あかり』と、そして藤村監督作品『バルーンリレー』が上映されることが決定しました。各監督も参加し舞台挨拶を行う予定です。
上映日時等詳細情報は、決まり次第お知らせいたします。
○<ndjcビヨンド>上映作品
谷本監督作品『あかり』
藤澤監督作品『嘘々実実』
藤村監督作品『バルーンリレー』
○開催概要
「映画とアニメーションの万華鏡」
(文化庁「平成24年度アジアにおける日本映画特集上映事業」)
会期:11月29日(木)〜12月3日(月)
会場:映画の殿堂(釜山広域市海雲台区)
内容:映画・アニメーション上映、シンポジウム
詳細はこちらをご覧ください。
http://japic.jp/
[2012.9.4]
第37回湯布院映画祭での上映報告
8月22日(水)〜26日(日)に開催された第37回湯布院映画祭で、監督作品『嘘々実実』が、七字監督作品『ここにいる・・・』、谷本監督作品『あかり』とともに上映されました。
湯布院映画祭では、毎年短編映画上映を行う「湯平温泉シネマツアー」を実施しており、今回はこの3作品が上映。監督と『嘘々実実』主演の尾上寛之さんがシンポジウムのゲストとして登壇しました。
MCは湯布院映画祭実行委員の二宮謙児さん。ここにその一部をご紹介します。
- M C :
- 今回上映の3作品のうち『ここにいる…』『あかり』は、昨年の東日本大震災から日本で再認識されている“キズナ”ですね、人と人との絆、家族の絆、そういったものを扱っている作品です。『嘘々実実』はちょっと他の作品とは違うテイストですが、この作品に込められた想いはなんでしょうか。
- 藤澤監督:
-
自分は実際就職活動をしたことがあるのですが、40社くらい受けて、全部落ちまして…その時に抱えた恨み辛みとか、腹が立つ!という想いを発散したいということと、日本の若者たちが23才くらいで一斉に自分の将来を決定するというのがどうにも気持ち悪くて…。
実際に働いているお父さんが出てきますが、若者がうだうだやっているだけよりも、何よりも重いと思いまして、ああいうシークエンスを入れました。
そういうことも含めて、自分の将来の仕事を考えることは、自分の人生を考える分岐点でもあるので、そういうターニングポイトを題材として選ぶことで、普遍的なものが描けるのではないかと考えまして、就職活動をテーマにしました。
- M C :
-
監督の実体験に基づくということなんですね。
主演の尾上さんはNHK連続テレビ小説『カーネーション』の勘助役でもお馴染ですが、 芸歴が長いんですよね。これまでいろいろな作品に出られていると思うのですが、そのあたりを含めて自己紹介をお願いします。
- 尾上さん:
-
難しいですね(笑)どう言ったらいいのか…。
この世界に入ったきっかけは…聞きたいですか?(会場から拍手)
一人っ子だったんですけど、母の友達から「我がままに育つから何か習い事をさせたほうがいいよ」という話があり、4才でオーディションを受けました。その後辞めたいと思うこともあったんですけど、中学校3年生の時にNHKの『少年H』というドラマで主演をやらせていただいて、それから「お芝居って面白いなぁ」とか、「お仕事として、自分の好きな事として、芝居がやりたい」と思うようになりました。本当に真剣に映画の勉強をしたりいろんな人の芝居を見に行ったりしました。高校を卒業して、井筒監督の『パッチギ』という映画に出演させていただいて、それから東京に出てきて今に至る、という感じです。
- M C :
-
『少年H』では、300人の中からオーディションで主演を勝ちとったそうですね。
- 尾上さん:
-
中学生の時の“少年H”は僕なのですが、今日ご覧になって頂いた『嘘々実実』に出演している久野雅弘くんは、小学生の時の“少年H”なんですよ。縁があるなと思います。
- M C :
-
尾上さんは(劇中で)面接が進むにつれて、表情が変わっていくんですよね。その演出についてお話をお願いします。
- 藤澤監督:
-
それぞれの間の取り方だとか、思っている(芝居通りの)顔と観客に見える顔とは違うものなので、いろいろと話をしてやってもらいました。実はキャストの3人とも就職活動の経験がないんですね。面接で自分が書いた履歴書を否定された時の、その全否定感なんかを話し合ったり、YouTubeに「就職活動のスパイラルに入りこみ、“自分が何をやりたいか”ではなくただ“通過しよう”ということばかり考えてしまう」人たちのビデオがありまして、それを見ていただいたりしました。逆にいうと、3人とも自分の立ち位置がわかっている方々なので、そこから引き算をして芝居を作っていきました。尾上さんはとてもしっかりした方なんですけど、そうじゃない演技プランを一緒に考えようとしていました。
- M C :
-
それを受けて尾上さんは、困ったこととか、何かございましたでしょうか?
- 尾上さん:
-
自分が就職活動の経験がないので、実際どういう表情をしていいのかわからなかったんですが、監督を信頼して、すべて委ねて、やらせていただきました。
- M C :
-
就活中の3人の役柄はそれぞれ個性があって、それぞれ対照的で、とても興味深かったです。久野さんとか、途中で豹変しますし…。
- 藤澤監督:
-
「どんな職業についたらよいか」というのは結果論でしかないと思うんですよね。夢を追えばいいのか?でもそれで幸せになれるかわからないし、しっかりした企業に就職して、幸せの家庭を築くというのも、それはそれで素晴らしい事だと思うんです。ある程度仕事をしていかないと、そういうものはわからないですよね。
そういう意味で3者3様のキャラクター設定をしました。あの時点では3人のうち誰が果していい方向へ進むのかはわからないようにしました。
- M C :
-
では会場の皆さんから疑問なりご意見なり、何かございましたらお願いします。
- 観客@ :
-
関西ノリのお芝居ですけど、これは東京が舞台ですよね。関西で、関西弁で作ろうとは思わなかったのですか?。
- 藤澤監督:
-
そうですね、僕が40社に負けたのが東京の地でしたし、リアルに就職活動が熾烈なのは、やはり都内だと思うんですよね。僕も、大阪から夜行バスで8時間かけて東京へ行き面接を受けて、ボロボロになって夜行バスで帰る、ということをしていまして、そういう意味で大阪ではなくて、東京を舞台にしました。
- 観客@ :
-
これはもともと短編として脚本は書かれたのでしょうか?それとももととなる長編があってそれを短編にされたのでしょうか?
- 藤澤監督:
-
短編という意識で作っています。ただ若者が若者だけでガチャガチャやっていると、本当に傷のなめ合いだけになってしまうので、実際仕事をしている大人の視点をもっとうまく取り込みたかったですね。
- 観客@ :
-
大人の部分もそうですけど、竹馬のシーンももっと広がりが持てると思うし、そういう部分を膨らませれば、1時間半はムリでも、せめて1時間でも面白いと思うのですが?
- 藤澤監督:
-
たぶん、そうだと思います(笑)。脚本を書いている時は、その部分をやり過ぎるととっちらかるなと思って、逆にどんどん削ぎ落としていったんですね。
- 観客@ :
- 尾上さんは芸の幅が広いので、ギャグだけでなくて、いろいろなパターンをこの映画の中で出せるのではないかという気がして、やはり30分弱というのはもったいない気がします。最大の印象はそこなんですよね。
- 藤澤監督:
-
はい。実際尾上くんはいろいろとやってくれて、メモとか地図とかの書きものも全部彼自身が書いたんですよ。
- 観客@ :
- あれもすごく面白くて、もっと丁寧に見たかった。作ったことと実際にやったことを、もう何パターンか見たいという気がしたんですね。
- 尾上さん:
-
あれを書いているとホント腰が痛くなって…(笑)、日本のもの、世界のもの、距離や地名など、結構たくさん書くものがありまして、映画の中のお芝居でもこういう(腰をたたく)シーンがありましたが、あれは本当に痛かったんですよ。
- 観客A :
-
最近はビデオで撮る方が多いんですけど、監督は8oで作ったことはあるんですか?
- 藤澤監督:
-
僕は自分ではデジタルでしかやったことがなかったです。でも、大学を卒業して『パッチギ』の現場にボランティアスタッフで入った時に、それこそボロ雑巾のように使われながらも、35oフィルムの現場だったので、フィルム撮影に触れることができたんですね。
フィルムの現場のあとにビデオの現場をやって、その違いは何かなと考えると、ワンカットワンカットに対する真剣さだとか、思い入れですね。やっぱりフィルムの方が鮮明だったりするので、ごまかしがきかないんですよ。たとえば傷の隙間を作るにしても、うまく適当にやっとけよ、というのではなくて、ホントにちゃんと現場をやろうよとなる。
自分で学生時代に8oフィルムに触れることはしなかったし、できなかったんですけど、そういう人達の現場をうまく行き来できて、まだフィルム撮影のスタッフが残っている時代、2000年初期の時代の映画界にどうにか転がりこめたと思います。どうにかギリギリその現場の空気は感じて、学ぶことができました。
今はたしかに、デジタルの現場ばかりで、フィルムの現場が少なくなってきたと実感しています。
- 観客A :
-
でも、デビュー作はフィルムですね。
- 藤澤監督:
-
幸いなことにそうなりました。
- 観客B :
-
尾上さんが今まで色々な役を演じてこられた中で、自分自身に近い役、遠かった役を教えてください。
- 尾上さん:
-
…なんでしょう、すごく難しいんですけど…ひとつの役の中にも、自分と近いもの、遠いものがあって、でもどれも自分だと思うんですよね。ある部分誇張していくというか…。答えになってないと思うのですけど、たぶん、どんな役をやっても、そこには必ず自分が入っていると思います。
- M C :
-
それでは最後に、湯布院の率直な感想をお聞かせください。
- 藤澤監督:
-
客席のみなさんの反応がとても近くて、ここに来るまでもワクワクしていたんですけど、実際上映ができてよかったです。
- 尾上さん:
-
本会場からの移動で乗ったボンネットバス…すごくよくて、あれにずっと乗っていたかったですね。会場の雰囲気も、とってもアットホームで、温かく迎えてくれたのがとっても嬉しかったです。あととても懐かしい感じで、みなさんと一緒に楽しく映画が観られました。またチャンスがありましたら、呼んでください。宜しくお願いします。
[2012.8.9]
監督作品『嘘々実実』、第37回湯布院映画祭での上映決定
8月22日(水)〜26日(日)に開催される第37回湯布院映画祭で、七字監督作品『ここにいる・・・』、谷本監督作品『あかり』、藤澤監督作品『嘘々実実』が上映されることが決定しました。藤澤監督と『嘘々実実』主演の尾上寛之さんがシンポジウムのゲストとして登壇します。
湯布院映画祭では、毎年短編映画上映を行う「湯平温泉シネマツアー」を実施しており、今回はこの3作品が上映されることとなりました。映画祭メイン会場である湯布院公民館からボンネットバスによる送迎があります。
会 場: |
湯平会場「湯平ふれあいホール」(大分県由布市) |
上映日時: |
8月23日(木)
18:20 七字監督作品『ここにいる・・・』
19:00 谷本監督作品『あかり』
19:40 藤澤監督作品『嘘々実実』
20:20 シンポジウム |
入場料その他詳細はこちらをご覧ください。
http://www.d-b.ne.jp/yufuin-c/index.html
[2012.6.18]
ユナイテッド・シネマ豊洲「映画の底力〜日本の若き才能が魅せます。〜」初日舞台挨拶の様子
6月16日(土)〜22日(金)の1週間、ユナイテッド・シネマ豊洲で行われる「映画の底力〜日本の若き才能が魅せます。〜」。初日の16日には、上映作品の監督全12人による舞台挨拶が行われました。
藤澤監督
気楽な作品なので気楽にご覧いただければと思います。現在、映画24区というワークショップで映画を作っています。来年の早い段階に新宿のどこかで公開になると思いますので、もしも『嘘々実実』をご覧いただき引っかかるものがあれば、そちらも観ていただければと思います。
[2012.5.10]
監督作品『嘘々実実』、ユナイテッド・シネマ豊洲「映画の底力〜日本の若き才能が魅せます。〜」での上映決定
6月16日(土)〜22日(金)の1週間、ndjc完成作品のうち12作品が、ユナイテッド・シネマ豊洲で「映画の底力〜日本の若き才能が魅せます。〜」と題して特別上映されることが決定しました。
この特別上映では、ndjc2006〜ndjc2011に完成した全33作品から12作品が上映されます。
12作品が4つのグループに分けられ、1グループ3作品(約1時間30分)が連続上映されます。この機会にぜひご覧ください。
◎「映画の底力」予告編はこちら
◎英語字幕付き(『あかり』『パーマネント ランド』『嘘々実実』を除く)/35oフィルム上映
◎6/16(土)初日14:30より監督12名による舞台挨拶が行われます。
日時:6月16日(土)〜22日(金)
その他詳細はこちらをご覧ください。
http://www.unitedcinemas.jp/toyosu/index.html
[2012.3.30]
仙台で合評上映会を開催
3月26日に宮城・せんだいメディアテークでndjc2011完成5作品の合評上映会を開催しました。5人の監督が参加し、上映終了後には東北工業大学の猿渡学先生の進行によりティーチインを行いました。
[2012.3.13]
ndjc2011 沖縄で合評上映会を開催
東京、京都、大阪に引き続き、3月8日に沖縄・桜坂劇場でndjc2011完成5作品の合評上映会を開催しました。5人の監督が参加し、上映終了後には中江裕司監督の進行によりティーチインを行いました。
予定時刻を大幅に超えて夜遅くの終了となりましたが、多くの方々にご参加いただき、Q&Aではたくさんのご質問を頂戴しました。
[2012.3.7]
ndjc2011完成作品 ユナイテッド・シネマ豊洲で特別興行
ndjc2011完成作品が、2月25日(土)〜3月2日(金)の1週間、ユナイテッド・シネマ豊洲で特別興行として上映されました。夜遅い時間にもかかわらず、たくさんの方々に作品をご覧いただくことができました。また、アンケート等を通じて多くのご意見・ご感想を頂戴しました。
2月25日(土)文化庁佐伯知紀芸術文化調査官と監督5人のティーチイン/MC 襟川クロさん
2月28日(火)藤澤浩和監督の舞台挨拶
3月 2日(金)桝井省志スーパーバイザーと監督5人の舞台挨拶
[2012.2.22]
ndjc2011 東京に引き続き、京都、大阪でも合評上映会を開催
東京に引き続き、2月16日に京都・東映京都撮影所第一試写室、17日に大阪・シネ・ヌーヴォでndjc2011完成5作品の合評上映会を開催しました。夜遅くまでの上映となりましたが、多くの方々にお運びいただき、講評を頂戴することができました。
両会場とも監督が参加し、京都会場では監督の舞台挨拶、大阪会場ではCO2実行委員会事務局長の富岡邦彦さんに進行をお願いしティーチインを行いました。
(京都会場)
(大阪会場)
[2012.2.15]
TOHOシネマズ 六本木ヒルズで合評上映会を開催
2月14日(火)、東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズでndjc2011完成5作品の合評上映会を開催しました。
作品の初披露となる今回の上映会。多くの一般モニターのかたにもご参加いただき、会場は熱気に包まれました。
各作品の上映後には、監督や出演者が登壇し、舞台挨拶を行いました。
[2012.1.17]
ユナイテッド・シネマ豊洲での上映決定
ndjc2011完成作品が、ユナイテッド・シネマ豊洲で特別興行として上映されることが決定しました。完成したばかりのndjc2011完成5作品を、劇場でご覧いただくことができます。ぜひこの機会にご覧ください。
[2011.12.20]
12月19日(月)、製作実地研修監督作品、クランクアップ
12月15日(木)、製作実地研修監督作品がクランクイン。府中市、町田市ほかで撮影が行われ、
19日(月)に無事クランクアップを迎えました。
[2011.11.8]
ndjc2011製作実地研修が進行中
夏のワークショップを経て、製作実地研修参加5作家が決定しました。
製作実地研修では、35ミリフィルムによる撮影を必須とした、完成尺25分以上30分以内の短編映画の制作を行います。これまでに、応募時に提出された脚本をもとに、講師による脚本指導を実施しました。現在、撮影に向けて準備中です。
また、11月1日(火)には、進捗状況の報告会も行いました。
脚本指導の様子
[ ndjc2011脚本指導講師 ]
桝井省志氏
永井正夫氏
水谷俊之氏
鈴木智氏
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