ndjc 新文芸坐セレクション
独自のプログラム編成で映画ファンから熱い支持を集める新文芸坐にて、10月5日(木)「ndjc 新文芸坐セレクション」として、近年の活躍が目覚ましい4監督のndjc作品を上映します!
上映後には、『ハケンアニメ!』(22)が高く評価され、早くも3作目の商業長編映画『沈黙の艦隊』が9月29日(金)に公開される吉野耕平監督のトークイベントも開催!これからの日本映画を背負って立つ監督たちの「原点」を、この機会にお見逃しなく!!
プログラム概要
【劇場】新文芸坐
【日時】10月5日(木) 19:00〜21:00 《全4本上映》
★上映後、吉野耕平監督トークイベント(30分程度)
【上映作品】
『アンダーウェア・アフェア』 監督:岨手由貴子(ndjc2009)
『おとこのこ』 監督: 松永大司監督(ndjc2010)
『エンドローラーズ』 監督: 吉野耕平(ndjc2014)
『魚座どうし』 監督:山中瑶子 (ndjc2019)
【料金】一般 1800円/各種割引 1400円
※チケットは一週間前(9月28日(木))よりオンライン・劇場窓口で販売
作品&監督 紹介
『アンダーウェア・アフェア』 監督:岨手由貴子(ndjc2009)
寂れた田舎に暮らす主婦・朝子。保育園の園長である夫とは別居中。5歳の息子と二人で生活している。一方、少女時代の朝子は、母と妹と都会の狭く汚い団地で暮らしていた。太ももの傷と、下着と、匂い・・・。ふたつの時代、それぞれの思いがけない一日が交差する。
CAST:東可奈子、小野ゆり子、広瀬麻百合、綾野剛、山中崇
作家推薦団体:ENBUゼミナール
制作プロダクション:ENBUゼミナール
<2010年/30分/G/配給:VIPO>
◆ 岨手由貴子 SODE Yukiko ◆
1983年、長野県生まれ。大学在学中の2003年よりENBUゼミナールで篠原哲雄監督に指導を受ける。同校で制作した短編『コスプレイヤー』が水戸短編映像祭、2005年PFFアワードに入選。長編映画『マイムマイム』が2008年PFFアワードで準グランプリとエンタテインメント賞を受賞し、バンクーバー国際映画祭、香港アジア映画祭の他、国内外の映画祭でも上映される。ndjc参加後は、2015年に長編商業デビュー作『グッド・ストライプス』が公開。本作で第7回TAMA映画賞最優秀新進監督賞、2015年新藤兼人賞金賞を受賞。2021年、山内マリコの同名小説を映画化した『あのこは貴族』が 公開されスマッシュヒットを記録、国内外から高い評価を得た。監督・脚本を務めた『すべて忘れてしまうから』がディズニープラスにて配信中。
『おとこのこ』 監督: 松永大司 (ndjc2010)
中学3年生の賢と透はイジメにあっている。他人からの愛情を欲しているのに、それをどうすれば得られるのかがわからない賢は孤独にもがき苦しむ。そんなある日、透に理不尽な怒りをぶつけて落ち込む賢は、家庭教師の理恵のバイクに乗せられ、夜の街に向けて走り出すが。
CAST:清水尚弥、吉原拓弥、内田慈、磯貝奈美、吉永秀平、山下容莉枝
作家推薦団体:川喜多記念映画文化財団
制作プロダクション:松竹 映像製作部
<2011年/30分/G/日本/配給:VIPO>
◆ 松永大司 MATSUNAGA Daishi ◆
『エンドローラーズ』 監督:吉野耕平(ndjc2014)
葬儀屋の中本が喪主・昇から言われたのは「弟(故人)の仕事は工業用ロボットの金具製作。弟の孫に、爺さんがどんな仕事をしてたかわからせてやりたい。だから、ロボット使った映像を作れ」という難題。昇は更に「それに派手な音楽付けて式で流そう」「式にロボット呼べ」と無茶な要求を連発。お葬式はどうなる?
CAST:三浦貴大、でんでん、久野雅弘、梅舟惟永、勝倉けい子
作家推薦団体:PFF
制作プロダクション:日活/ジャンゴフィルム
<2015年/29分/G/日本/配給:VIPO>
◆ 吉野耕平 YOSHINO Kohei ◆
1979年、大阪府生まれ。 CMやMVを中心に実写からアニメーション・CGまで幅広く制作。『夜の話』が2000年PFFアワードにて審査員特別賞を受賞。『日曜大工のすすめ』(11)が第16回釡山国際映画祭のショートフィルムスペシャルメンション受賞。ndjc参加後は長編オムニバス映画『スクラップスクラッパー』(16)内『ファミリー』等、短編・中編映画作品を撮り、映画『君の名は。』(16/新海誠監督)ではCG作家として参加。2020年に『水曜日が消えた』で劇場長編監督デビュー。2022年に『ハケンアニメ!』で再び監督を務め、長編映画監督3作品目『沈黙の艦隊』が2023年9月29日全国公開される。
『魚座どうし』 監督:山中瑶子(ndjc2019)
みどりと風太は、小学4年生。川を隔てた別々の町に住む、なんの接点もないふたり。あえて言えば、ふたりとも大人の事情に振り回されている。子供らしくいようとも、大人がそうはさせてくれない。そもそも子供らしいって、何?分からないけど、明日は等しくやってくる。
CAST:根本真陽、外川燎、山田キヌヲ、伊東沙保、カトウシンスケ
作家推薦団体:PFF
制作プロダクション:オフィス・シロウズ
<2020年/30分/G/日本/配給:VIPO>
◆ 山中瑶子 YAMANAKA Yoko ◆
1997年生まれ。 日本大学芸術学部中退。独学で制作した初監督作品『あみこ』がPFFアワード2017に入選。第68回ベルリン国際映画祭に史上最年少で招待される。ポレポレ東中野で自主配給にて公開し、同館のレイトショー最多動員記録を打ち立てる。監督作に、山戸結希監督プロデュースのオムニバス映画『21世紀の女の子』における一遍、『回転てん子とどりーむ母ちゃん』(18)、オリジナルテレビドラマ『おやすみ、また向こう岸で』(19)。
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