台北で開催された第58回台北金馬映画祭でndjc2019長編映画の実地研修作品『きまじめ楽隊のぼんやり戦争』が上映され、池田暁監督が現地にて登壇しました。
池田監督にレポートしてもらいました。
(以下、池田監督筆)
池田監督レポート
今までいくつもの映画祭に参加してきたが2021年の金馬奨への参加は特別で忘れがたいものになりました。それはなぜかと言うと、とにかく映画祭にたどり着くまでが長かったからです。
ワクチン証明書の発行、PCR検査を経て申請が下りるのか直前まで分からなかったビザがもらえると、やっと飛行機に乗れました。台湾に到着すると空港で再びPCR検査を受け、そのまま台北の街に一歩も足を踏み入れる事なく車で移動すると、ホテルで誰にも会わず二週間を過ごしました。さらにその後の一週間は人が大勢集まる場所には行けず基本的には交通機関も使えず、もちろん映画祭にも参加できませんでした。
台湾に到着して三週間後にやっと映画祭に顔を出せました。そこまでして映画祭に参加した海外からのゲストは僕だけだったらしいです。金馬奨での『きまじめ楽隊のぼんやり戦争』は海外からのゲストが実際に登壇する唯一の上映となりました。それだからでしょうか、ほぼ満席で上映後のイベントにもほとんどの観客の方々が参加してくれました。
多くの質問をいただき、時間いっぱいまでみなさんとお話しました。
上映後も今までの隔離時間を取り戻すかの様に映画祭で上映される映画を観れるだけ観ました。
※舞台挨拶の様子はコチラ。(台北金馬映画祭公式Youtube)
今後の上映
1月14日(金)から20日(木)までシネマイクスピアリ(舞浜)にて期間限定上映されます。
劇場で見逃した方はぜひ、足をお運びください。
シネマイクスピアリ公式サイト