川崎市の「芸術のまち構想」の一環としてスタートし、今年で23回目を迎えたKAWASAKIしんゆり映画祭。今年は、ndjc2008中野量太監督しんゆり凱旋企画「中野量太監督特集」としてndjc2008完成作品『琥珀色のキラキラ』をはじめ、「湯を沸かすほどの熱い愛」ほか計4作品が上映されます。また、ndjc2010三宅伸行監督「サイレン」の上映も決定しています。トークイベントも予定されていますので、お近くの方は是非、上映会へ足をお運びください。
第23回KAWASAKIしんゆり映画祭
【上映作品】
『琥珀色のキラキラ』(ndjc2008完成作品)
「湯を沸かすほどの熱い愛」
「沈まない三つの家」
「お兄チャンは戦場に行った!?」
※以上全て中野量太監督作品
「サイレン」三宅伸行監督
【開催期間】
2017年10月29日(日)・10月31日(火)~11月5日(日)
【会場】
川崎市アートセンター、イオンシネマ新百合ヶ丘(神奈川県川崎市)【MAP】
【上映スケジュール】
10月29日(日)
10:00〜 川崎市アートセンター・小劇場
「湯を沸かすほどの熱い愛」
『琥珀色のキラキラ』
※トークイベント予定
10月31日(火)
19:10〜 川崎市アートセンター・小劇場
「サイレン」ほか
11月1日(水)
10:30〜 川崎市アートセンター・小劇場
「沈まない三つの家」
「お兄チャンは戦場に行った!?」
13:10〜 川崎市アートセンター・小劇場
「湯を沸かすほどの熱い愛」
『琥珀色のキラキラ』
11月4日(土)
16:50〜 川崎市アートセンター・小劇場
「サイレン」ほか
※トークイベント予定
11月5日(日)
17:30〜 川崎市アートセンター・映像館
「沈まない三つの家」
「お兄チャンは戦場に行った!?」
※トークイベント予定
「KAWASAKIしんゆり映画祭」公式サイト/「中野量太監督特集」ページ
『琥珀色のキラキラ』(ndjc2008完成作品)
おかっぱ頭の涼子はちょっと内気な中学一年生。二年前に母を病気で亡くしてからはずっと父・省三との二人暮らし。そんな藍沢家に三ヶ月前、突然、髪を頭の上でキュッと束ねた関西弁の道子さんがやって来た。家族のようで家族でない微妙な三人の琥珀色の物語。
監督・脚本:中野量太
出演:尾野真千子、松原菜野花、滝藤賢一、長宗我部陽子、小市慢太郎
「湯を沸かすほどの熱い愛」
私には、死ぬまでにするべきことが、まだある。
銭湯「 幸の湯」を営む幸野家。しかし、父が1年前にふらっと出奔し銭湯は休業状態。母・双葉は、持ち前の明るさと強さで、パートをしながら、娘を育てていた。
そんなある日、突然、「余命わずか」という宣告を受ける。その日から彼女は、「絶対にやっておくべきこと」を決め、実行していく…。
脚本・監督:中野量太
出演:宮沢りえ、杉咲 花、篠原ゆき子、駿河太郎、伊東蒼/松坂桃李/オダギリジョー
「湯を沸かすほどの熱い愛」公式サイト
「沈まない三つの家」
川は昨日へと流す。悲しみも喜びも・・・三つの家族の物語
大きな川が流れる街に住む人々。川に落ちた我が子を釣り上げようとする女とその夫、離婚する両親のどちらと住むか選択を迫られ苦悩する姉妹、ある目的のため病気で死に行く叔父を見舞い続ける少女とその母。
脚本・監督:中野量太
出演:松原菜野花、椎名琴音、橋本拓也
「お兄チャンは戦場に行った?!」
都会に住む妹に会いに来た兄。兄は4年間引き蘢っていた末カメラマンになると言う夢を見つけて部屋を出たのだった。机の上に、切り落とした耳たぶを残して…。そして、都会で女優を目指してい
「サイレン」
隣人への不安と恐れに乱されていく日常を、
津川雅彦が重厚に演じきる。
サイレンが響き渡る中、アラブ系の男が、日本人の老人の家に押し入り、逃げ惑う老人を連れ去ろうとする。階段を駆け下りる姿に、明らかになる偏見と勘違いに満ちたこれまでの日々が重なる。
監督:三宅伸行
出演:津川雅彦、ハミッド・メッハリ・シーラマード、坂田雅彦