――もっと映画を撮り、世に送り出したい。もっといい俳優に、才能に出会いたい。
そんな熱い想いから、ndjc2014参加作家5人(飯塚俊光監督、加瀬聡監督、草苅勲監督、羽生敏博監督、吉野耕平監督)が、オムニバス映画を制作するために再結集したプロジェクト、「FILM5」。
オリジナル脚本による5つの短編作品が最終的に一本の長編映画として完結することを目指し、各作品の出演者を2月のワークショップオーディションによって選出の上、
4月からの撮影を経て、ついに映画「スクラップスクラッパー」が完成する運びとなりました。そして劇場公開は早くも本年12月に決定です。
お近くの方は、是非劇場へ足をお運びくださいませ。
映画「スクラップスクラッパー」
スクラップ(クズ)で終わるか、スクラッパー(たたかう者)になるか。
短編か?長編か?1つのスクラップ工場を軸に、5つのスクラップ(断片)が交差する、
新感覚オムニバス映画誕生!!
「美人局、さゆり。」監督・脚本 飯塚俊光(ndjc2014)
聡は代々続くサイコキネシス一族の落ちこぼれ。「本当に動かしたいものを見つけて、
能力を覚醒させろ」と実家を追い出され、出会ったのは、さゆりと文雄の奇妙な
美人局(つつもたせ)コンビだが…。キュートでポップな「超能力×美人局」ムービー。
果たして能力は覚醒するのか?そして本当に動かしたいものとは…?
「Shadows」監督・脚本 羽生敏博(ndjc2014)
小さなノートPCのカメラ越しに、見知らぬ男たちに身体を開いて金を稼ぐ紀子。
中身も知らないまま、運び屋を手伝う雅之。一緒に暮らすが、大事なことには
触れないまま、漂うように日々を過ごす二人。その息遣いを繊細に、詩的に切り取る一遍。
夕暮れ、影がゆっくりと伸びる時間、停まっていた二人の物語が動き出す…。
「ファミリー」監督・脚本 吉野耕平(ndjc2014)
倒産寸前のゲーム会社を救うため、借金の条件に要求されたのは、父親の遺した
一本のカセットテープ。ところがすでに処分されてしまい…。ゲーム作りの兄弟が、
人知れず眠るテープを求めて駆け巡る小さな冒険。その先に待つものは…。
ゲームとカセットが織りなす、現代のデジタル人情物語。
「To be or…」監督・脚本 草苅勲(ndjc2014)
過去に縛られ、自殺する場所を求めてさまよう男、島田。しかし運が良いのか悪いのか、
いつも失敗してばかり。ある時、亡き母親の面影を残す老女と出会うことで、
閉じ込めていた過去と対決することになるが…。悲哀の中に笑いが光る。
ユーモアとペーソスに満ちた究極のマザーコンプレックスムービー!
「V」監督・脚本 加瀬聡(ndjc2014)
落ちぶれた40歳の元・ビジュアル系バンドマンにつきつけられた突然のガン宣告。
別れた妻と暮らす息子に届けようと、心機一転最後のライブ敢行へと動き出すが、
さまざまな運命が行く手を阻む。果たして、ライブの行方は、そして想いは届くのか…。
シンプルでストレートな想いが「V」系ライブに集う、最終話。
12月10日(土)~
新宿K’s cinema(レイトショー公開)
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