6月2日(木)、都道府県会館(東京都千代田区)にて「SKIP シティ国際Dシネマ映画祭2016」記者発表が行われ、ndjc2008参加作家 熊谷まどか監督初の長編監督作品となる「話す犬を、放す」がオープニング上映されることが発表になりました。
「話す犬を、放す」は、若手映像クリエイターの発掘・育成強化を目的にスタートした、映画祭が主体となってオープニング作品を製作するプロジェクトの第二弾作品。この日の記者発表では、本映画祭ディレクター土川勉氏(ndjc2016スーパーバイザー)から作品の紹介の後、熊谷監督、主演のつみきみほさん、田島令子さんが登壇して作品にかける想いを語りました。
熊谷まどか監督 コメント
この作品では、レビー小体型認知症を扱っていますが、基本的にはクスッと笑って元気になれるようなコメディです。「どこかのだれかの心に届くといいな」という想いをこめて脚本を書き、ご出演のつみきさんや田島さんにもその想いを共有いただいて、心をこめて撮りました。今はまだ仕上げの途中ですが、とても手応えを感じています。一人でも多くの方に観ていただけると嬉しいです。
つみきみほさん コメント
脚本を読んだ時からお母さんが魅力的だなと感じていましたが、実際に(母役の)田島さんがとっても魅力的な方で、現場でもたくさんお話しをして、楽しく演じさせていただきました。
田島令子さん コメント
最初にお話をいただいた時は、レビー小体型認知症ということで「(役として)難しいかな」と思いましたが、現場では、監督とつみきさんと一緒に楽しく演じさせていただきました。まだ作品を観ていないので、とても楽しみにしています。
SKIP シティ国際Dシネマ映画祭2016 開催概要
会期:2016年7月16日(土)~7月24日(日)
会場:SKIPシティ映像ホールほか
主催:埼玉県、川口市、SKIPシティ国際映画祭実行委員会、特定非営利活動法人さいたま映像ボランティアの会
「話す犬を、放す」上映スケジュール
7月16日(土)14:30~ @SKIP シティ 映像ホール(埼玉県川口市)
7月17日(日)11:00~ @彩の国さいたま芸術劇場(埼玉県さいたま市)
7月18日(月・祝)11:00~ @こうのすシネマ(埼玉県鴻巣市)
「SKIP シティ国際Dシネマ映画祭2016」では、どこよりも早く「話す犬を、放す」をご覧いただけます!この機会に映画祭へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
また、本映画祭では、ndjc2015参加作家 堀江貴大監督「いたくても いたくても」が長編部門(国際コンペティション)にノミネートされています!ぜひ併せてご覧ください。
「SKIP シティ国際Dシネマ映画祭2016」オープニング作品
熊谷まどか監督「話す犬を、放す」
母の幻視に隠された想いとは?
「もう一つの人生」を思い描いたことのある全ての人に、
ユーモアと涙で寄り添う人間賛歌。
売れない女優レイコのもとに、ある日、昔の仲間で人気俳優の三田から映画出演の話が舞い込む。しかし、母・ユキエがレビー小体型認知症を発症し、かつての飼い犬・チロの幻視に悩むようになってしまう。女優としてのキャリアと、母との生活を両立させようとするレイコだが…。
監督・脚本:熊谷まどか
出演:つみきみほ、田島令子/眞島秀和、木乃江祐希
製作:埼玉県/SKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザ