2月18日(木)、丸の内TOEI1でndjc2015完成4作品の合評上映会を開催しました。作品の初披露となる今回の上映会。関係者の方をはじめ、多くの一般モニターの方にもご参加いただき、会場は熱気に包まれ、各作品の上映後には監督や出演者が登壇して舞台挨拶を行いました。
※以下上映順/抜粋
『罪とバス』舞台挨拶コメント
監督:藤井悠輔
トップバッターだったので緊張していたのですが、拍手をいただけてホッとしています。僕が好きな言葉で赤塚不二夫さんの「これでいいのだ」という言葉があるのですが、全ての出来事をあるがままに前向きに肯定して受け入れる、そういったことをこの作品を通して感じていただけたら嬉しいです。撮影では、今回フィルムということもあったので、モニターではなくカメラの横に立って自分の目で役者さんのお芝居を見るということを決めて臨みましたが、やはり生でお芝居を見る方が素早く正しい判断・決断ができるので、とても重要なことだなと感じました。
出演者:阿部進之介
今日これだけの大勢の方に観ていただく事が出来て感動しています。撮影現場では、みんなで楽しく過ごさせていただきましたが、今回は35mmフィルムでの撮影だったこともあり本番になると緊張感があって、撮影している時とそうでない時のメリハリがすごく大きかったです。
出演者:中川可菜
すごく緊張していまして、終わった瞬間にホッとしました。たくさんの方に観ていただけたことがとても嬉しいです。和気あいあいとした現場で、皆さんとても優しく接してくださって、周りの方々にたくさん支えていただきました。
『父の結婚』舞台挨拶コメント
監督:ふくだももこ
今回は、明るい話にしようと思っていました。少し変な家族が好きで、結婚というテーマでお父さんが結婚する、それでお母さんの恰好してたら面白いなと思って書き始めましたが、脚本の時点では文字の人だったのが、皆さんが演じてるのをみて「そうか、青子ってこういう人なのか」と感じることもあり、とても楽しかったです。今回35mmフィルムで撮影でしたが、元々フィルムへの憧れがあって、35mmフィルムは特別なものだと思っていたので、とても楽しく、勉強になりました。
出演者:ソニン
撮影期間はたった4日間でしたが、監督の想いも含めて、撮影中の色々な思い出が巡ってきて感動してしまいました。たくさんの方に観ていただいて、「愛」が伝わればいいなと思っています。
出演者:板尾創路
終わるのが寂しいような、もっと家族の想いだったり、表情だったり、そういったものをもっと観たいなと思いました。ぜひ皆さんポケットマネーを出していただいて、これを長編にできたら。もう一度花嫁衣装を着させてください。よろしくお願いします。
出演者:山中崇
前半の方で、(板尾さん演じる)青治が僕が演じた鷹之介と結婚するということを打ち明けるのですが、その時に会場に笑いが起きたことがすごくホッとして、嬉しかったです。上映中すごくあったかい空気に包まれていたような気がして、僕も一緒に拝見することができてよかったです。
出演者:裵ジョンミョン
観ていただき、本当に嬉しく思います。このスタッフ、キャストの中に入れたことがすごくありがたく、この作品をこれからの糧にしたいと思います。ありがとうございました。
『はなくじらちち』舞台挨拶コメント
監督:堀江貴大
脚本指導で改稿を重ねる中で決定稿にたどり着くまで少し時間はかかったのですが、そういった回り道をすることで、登場人物たちも回り道をしながら生きて行くという意味では、すごく自分にとって切実なものになっていったので、この映画を観ていただいた方にも不器用な登場人物たちを好きになってもらえるよう心がけていました。撮影現場では、プロデューサーはじめフィルムの経験と技術の豊富なスタッフの方々がいてくださったおかげで演出のみに集中することができたので、目の前の物事をきちんと見るということを学べてとても良い経験になりました。
出演者:森下能幸
非常に緊張しました。でも、皆さんのあたたかい目が作品に向けられているような気がして、とてもホッとしました。ご覧いただきましてありがとうございました。
出演者:黒川芽以
15年くらい前に一度フィルムでの撮影を経験させていただいたことがあるのですが、演じる側としては本番一発にかける想いだったり緊張感だったりが違いまして、初心にかえるというか、とても良い経験をさせていただいたなと思いました。
出演者:夙川アトム
(森下さん演じる)哲治や(黒川さん演じる)花が抱える過去は暗い部分があるのですが、作品全体としては可愛らしい感じになっていてよかったなぁと思っています。
『壊れ始めてる、ヘイヘイヘイ』舞台挨拶コメント
監督:佐藤快磨
この作品では、(太賀さん演じる)木吉と(岸井さん演じる)マコトの2人が出会って別れるまでをきちんと描こうと心がけていました。最初はブレたらダメだと思っていたのですが、太賀さんと岸井さんから色々と意見をいただいて、そのおかげで色々な角度から作品をみることができるようになりました。フィルムでの撮影は、制限が多いのかなと思っていましたが、長めに撮りたいという希望を汲んでいただいてフィルムは多めに用意してくださっていたので制限というものは感じることがなく、2人の温度や空気、匂いが伝ってくるような気がして良かったです。
出演者:太賀
佐藤監督は、よく狼狽していました。ディスカッションを何度も重ねたのですが、よく狼狽していました。でも監督は周りの人を巻き込む力がすごくて、最終的には監督についていけば成立するんだろうなと感じさせてくれて、とても信頼できました。
出演者:岸井ゆきの
現場に入る前に3日間くらい打合せをしていて、その時も狼狽していて。でもその打合せで大体固まっていたので、撮影ではスムースでした。こんなにたくさん監督を話をしたのは初めでしたが、監督とたくさんお話しをさせていただいてよかったです。
ご来場いただきました皆さま、ありがとうございました。いただいたご講評は、作家育成ならびにプロジェクト発展に役立たせていただきます。
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