ストーリー
中学2年生の謙一は、母・博子から日常的に虐待を受けていた。ある日の夕方、成績表を見た博子は謙一をなじり、言い放つ。「その目が私をイライラさせるんだ。忌々しい目……」。はっと我に返った謙一の目に、階下で倒れて動かなくなった博子の姿が飛び込んでくる。一命は取り留めたが昏睡状態となった博子を残し、茫然自失のまま病院をあとにする謙一。寝床に入るも、なかなか眠れない。その時、どこからともなく女のすすり泣く声が聞こえてきた。恐る恐る階下に降りた謙一は、その声の元をたどり勝手口の扉を開く。すると、そこにはしゃがんで泣いている見知らぬ少女がいて……。