ストーリー
中学二年生の田崎は鬱屈とした田舎町に息が詰まりそうだった。
内弁慶な友人、江田と過ごす退屈な日常やクラスメイトの滝口から受けるいじめにより、田崎の生活はとても窮屈なものになっていた。
時々言葉を交わす少女、咲良に想いを馳せる事だけが彼の唯一の楽しみだった。
そんなある日、湖に旧日本軍の戦車が沈んでいるという情報を手に入れる。
田崎は戦車があればこの窮屈な日常を破壊できるのではないかと思い、捜索の旅に出る。
そこで彼を待ち受けていたものは、自分自身の思春期と向き合う壮大な精神の旅だった。