ストーリー
恋人との間に子を宿した母親は、幼い娘・沙綾を実家に預け、新しい生活を選んで出て行った。こうして「家族」の枠から外れてしまった沙綾は現在小学3年生。あれから何年も祖母と二人きりで暮らしている。母親は沙綾を家に呼び寄せることが出来ず、時折、父親が違う弟・光希を連れて会いにくる。沙綾は弟が大好きだがちょっぴり羨ましい。一緒に暮らせるお父さんもお母さんもいるんだもの…。そんなある日、沙綾は学校帰りの公園で、古い木箱を売るおもちゃ売りの男に出会う。何の変哲もないその箱にはある不思議な力があるという…。