ストーリー
少子高齢化に伴い、独居高齢者の増加が社会問題になっている現代。平沢常吉(80)も身寄りがなく、年金と少ない預金で生活する老人の一人だ。もはや余生に意味を見出せず、波風を立て無いよう暮らす常吉は、老人ホームの友人達と麻雀をするのが唯一の楽しみだ。そんなある日、「他人にかまってると痛い目に合う」という友人の一言に、人情が希薄になっている現代に強い憤りを感じる。その後、常吉はひったくりの現場に遭遇し、傘の一撃で泥棒を撃退。 感謝され自信を取り戻した常吉は、世間の悪を正すため深夜のパトロールを始めたのだが…。